筑波大学社会貢献プロジェクト「つなげる外国人家族と地域社会 ―日本の保育園へようこそ」

「ことばと文化ゼミ」の概要

筑波大学社会・国際学群国際総合学類の「ことばと文化ゼミ」、通称「井出ゼミ」はことばそのものだけでなく、人びとのやりとり(相互行為と言います)に着目し、そこに見え隠れする社会や文化を読み解くための研究を主に行っています。

ゼミスケジュール

春学期:輪読中心による基本的知識の確認をしつつ、卒業論文の研究計画を叩き上げてゆきます。秋学期:卒業研究では各自の分野に関する書籍、論文購読の報告を題材にしたディスカッションを行っていきます。また独立論文の研究計画をたてます。春、秋ともにCモジュールではオフィスアワーを用いた個別指導を行います。

主な行事として、年が明けた2月に次年度のゼミメンバーとの顔合わせを兼ねた公開論文発表会&お疲れ様会を行います。

  • 4月~7月(春学期):基礎文献/入門書等の輪読
  • 10月~12月(秋学期):論文(ディスカッション&指導)
  • 2月上旬(年度終わり):公開論文発表会&お疲れ様会

論文執筆要項

「ことばと文化ゼミ 論文執筆要領―引用表記・図表・注釈・謝辞・参考文献の書き方―」を用意しています。井出ゼミにて論文を書くにあたって参考にして文章を執筆するためのものです。

下記は「論文執筆要項」の最初に記した心得の抜粋です。他にも、「引用表記・図表・注釈・謝辞・参考文献」の書き方について例を用いて説明しています。

論文を書くうえでの心得

  1. 書けるところ(章)から書く。
  2. 目次は何度でも書きかえて、アップデートする。
  3. パラグラフ(段落)単位で考えて書く。
  4. 知っていることをすべて書かない。
  5. 分からなくなったら常に問題意識(問い)に立ち返る。
  6. 概念や用語は定義しつつ用いる。
  7. 自分の文章としての本文と他者のことばとしての引用文を明示的に区別する。

学部ゼミ

2024年度は、毎週火曜日の14:00~16:00で実施しています。兼ゼミ、見学等いつでも受け付けます。

大学院ゼミ

下記のゼミメンバーは井出の主指導生です。このほかに副指導の院生や研究生などが任意で参加しています。各自の研究を前進させ、また同じ分野的関心をもつメンバーと討議をするために、院生主体で自由に活動をしてもらっています。2022年度のゼミ日は火曜日3時限目(13:00~14:00)。 院ゼミ参加希望者は井出までご連絡ください。

大学院ゼミメンバー(2024年度) 

学年名前研究テーマ
D狩野優子信を語ることば、ナラティブ、自己観、ヘブライ語
D小川美香小学校英語教育、ディスコース分析
D永田真子災害・復興人類学、語り
D葉留声、声優、メディア記号論
D松井恵美子小学校英語教育、ディスコース分析
D新家理沙日英語比較、提案、ディスコース分析
M松田祐輔差別、移民、言説分析
M劉健広東語、スウェアワード
M滝沢恩佳地域日本語教育

大学院卒業メンバー(〜2024年度) 

卒業年度名前研究テーマ
2024青山俊之自己責任、ディスコース、教養
2023井濃内歩ことばの遊び、詩学、子ども・若者のことば
2022儲叶明(儲葉明)語用論(否定的評価)